それで・・・どうだった?

困惑と混乱の初めての夜の後日談・・・

新婚旅行から帰って少し落ち着いて,幼なじみの唯一の親友,Sちゃんにお土産を渡しがてら,茶飲み話をしていれば,やがて話題は避けて通ることのできない,ソノ時のことになるわけで・・・

で・・・それで? どうだった?

何が?
「何がって・・・決まってるじゃん・・・今日のいちばんの話題じゃん」
「まぁねぇ・・・それがさぁ・・・もう,ほんとにたいへんで・・・」
「やっぱりね・・・Kさん,やっぱり初めてだったでしょ?」

え〜・・・そこまではっきりいうか!

うん,まぁ・・・」
「だよね・・・だと思ったよ.で? で,どうたいへんだったわけよ?」
「うん・・・まぁ・・・」
痛かったとか?」
「まぁ・・・痛かったかな.向こうも夢中だしね・・・」
「まさか上手くいかなかったなんて・・・さすがにないか・・・」
「まぁ・・・最初は・・・ちょっとね・・・」
やっぱりね,だからさ,大丈夫なのかなって思ったんだよね・・・」
う〜ん・・・そういわれても・・・

「したいままに」っていってたじゃん・・・

オトコがリードしてくれるから,したいままされてればいいっていってたの,Sちゃんじゃん・・・と思いつつ,ただただ言葉を濁すばかりで・・・
「で,帰ってからうまくいってるんでしょ?」

ほんとはそのとき・・・もうすでに・・・

それが毎日の生活のことなのか,夜の営みのことなのか・・・たぶんその両方だったのだと思いますけれど,「うん,まぁまぁかな・・・」って,またまたぼんやりした答えで・・・.
実はこのときとの夜の営みのことは,少し心配になりはじめていたわけで,すぐにありのまま相談していたら,その後の展開はもう少し違っていたのかもしれない・・・のかなって,今はちょっと,そんなふうに思っています.ちょっと恥ずかしいって思っていたせいもあるから,なかなか話せなかったんだよね・・・

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