鬼の居ぬ間は貴重な時間
娘たちは近くに住むおじいちゃん・お婆ちゃんが大好きで,学校や幼稚園の後で夕方までほとんど毎日お世話になっているのに,それでもお泊まりできると大喜び.夫に連れられて実家に出かけて行きました.
みんなの要求から解放された自由な時間・・・気持ちが緩んで,ホッと楽になります.夫も泊まって来ちゃえばさらにいいのだけれど,あまり実家に泊まって来ることはなく,今日も夕方には戻るらしいので,鬼の居ぬ間に掃除と洗濯を特急で済ませて・・・ついでにAmazonでソレを注文したところで,今は笑える新婚のあの頃の,スキンの迷いを思い出しました.
ソレって私が・・・でもやっぱりオトコの人が・・・?
結婚式の日取りが決まって,自動的に新婚旅行の日程も決まったあの頃,私のなかでは男女の営みへの期待と不安が膨らんでいました.もちろん,大半ははかない夢と消えゆく運命の,ロマンチックな妄想だったのですが・・・
そして,そういうコトをするとなれば,必然的にソレ・・・つまるところコンドーム,すなわちスキンは欠かせないはず・・・なんだけど,結婚したら,ソレって私・・・すなわち女性の側が用意しておくものなのかな・・・バタバタしていて,そんなことまでSちゃんに聞いてみる時間もないままに,結婚式の日は刻々と迫ってきて・・・つまらないことを,と笑われそうですが,その時はかなり真剣に,
悩みました.迷いました.
そして迷った挙げ句に,いざ必要ってなったときに夫(になる人)の側にも用意がなくて,男の人に恥ずかしい思いをさせちゃいけないだろうし・・・ということで,自分で買っておくことにしました.
ドラッグストアやコンビニで買い込む勇気があろうはずもなく,学生の頃から何かと使い慣れていたAmazonで,ものすごくたくさんの種類があることに圧倒されながら,某有名メーカーのものを購入して,ソレが必要になった時に備えてスーツケースの片隅に潜ませて新婚旅行に出発しました.
でも,結局,出番は・・・
たぶん私が結婚退職をしていたからか,夫から避妊,つまりは赤ちゃんをどうするか,についての話しは一切ないままにく,最初から直接で・・・.しかも,新婚旅行では混乱と困惑のなかでやっとの思いで結ばれましたので,ソレの出番はないままとなりました.
夢の時間はあっという間に過ぎて,今も暮らすこの家での日常が始まっても,夫はいつも直接のまま・・・ソレは「コレ,いつ使うんだろう」と思いながら,衣装ケースの片隅にしまい込まれることになりました.
たちまち数ヵ月が経って,やっと落ち着いて来たかなと感じた頃,気づけば巡り来るはずの月の日が遠のいていて,幸いなことに恵みを受けて上の娘を授かっていました.そのころにはソレのことなどすっかり忘れていましたが,しばらくして安定期に入ったある日,夫とともに助産師さんにこの先の注意事項などをお聞きするなかで,「ご夫婦の生活も・・・」ソレをして静かにするならば,絶対にダメではないというお許しがあり・・・ソレはさっそくその夜,ようやく初めての出番を迎えることになりました.
その頃のその時間は痛みをこらえる苦痛の時間でしたので,私としては・・・できることならずっと禁止でよかったのですが・・・結婚前に用意していた3箱セットの特価のソレは,その夜からほどなくして,しっかり使い尽くされていました.
結論としては,ソレを用意するのは私のようで・・・
ただ・・・不思議だったのは,その夜,引き寄せられた私が夫にスキンを渡すと,夫は当たり前のように受け取って,当たり前のように使ったこと.つまりやっぱり,ソレは私が用意するものなんだなと,そういう結論に至りました.
後になって,そんな話しができるママ友にそれとなく聞いてみると,ふたりがふたりともコッチで用意しているということでしたので・・・私の判断はハズレではなかったわけですよね.
ちなみに,選ぶ基準の基本は値段・・・
ということで,数が少なくなると,補充するのは私の役目・・・スーパーやドラッグストアではどうしても男性の店員さんやお客さんの視線が気になってしまうので,私はもっぱらAmazonで購入しています.そんな時の選択の基準は・・・一時期は潤いを重視していましたが,今ではもっぱら値段になっています.
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